2010年08月22日

ベストキッド

金曜日の帰り際に、「ベストキッド」観ました。
上映始まってからお客さんがかなり入っています。

ベストキッド

ベストキッド

ジャッキー・チェンは今回師匠の役で、本人もインタビューで動かなくていいから楽だったと言っていますが、本当に楽そうでした。
主役のジェイデン・スミスはウィル・スミスの次男で、「幸せのちから」での光った演技に続く好演だし、親の七光りがなくても、頭角を表しそうな才能あふれる子供です。母も妹も大スターで4人で稼いですごいですね。

子供たちがこの先まともに育ってくれるといいな~と思うのはおばちゃんの老婆心ですが・・・。

原題はThe Karate Kid、でもカンフーなので、違和感を感じます。
全体的には、ぐいぐい引きつけられる展開で、ハリウッド的な解りやすさでなかなか面白かったです。

でも2点ほど気になったところがありました。
一つは、主人公ドレが、アメリカから中国に引っ越してきて、あるカンフー道場に通っている同級生たちから苛められるというくだりですが、その苛め方がかなりの暴力シーンで、目に余るという事です。
大人ならいいのですが、12歳の子供同士の暴力シーンは、いただけないと思いました。
案の定、オーストラりアでは、上映禁止になったとか。

それから、その道場の師匠の考え方、「相手が倒れても、とことんダメージを与えろ、情けは禁物」というもので、練習時にでも躊躇する生徒がいると、鉄拳を振るう。そのダメージの与え方も、まともじゃないので、こんな道場ある訳ないと思ってしまい、子供が観たらどうなのかと心配になりました。

最後のドレと、その道場のいちばん強い子との試合でも、師匠がひどく卑怯な手を使えと支持するので、勝つためには何でもありみたいな思想が、中国の現在とダブってしまい、こわくなりました。

ジャッキー・チェンは、妻と息子を、自分が運転していた車の事故で亡くし、心に傷を持っている役どころで、今までのコミカルで明るいキャラクターでなないのですが、カンフーの清廉な精神もドレに教えていました。

蛇足ですが、ジャッキー・チェンは親日の様にふるまっているけど、本当は日本が嫌いで中国に強い愛国心を持っているのだとか。
そんなジャッキーはこの映画(の脚本)気に入っているのかな?と思ってしまいました。

※ 母親の転職で、アメリカから北京に引っ越して来た11歳のドレ(ジェイデン・スミス)は、言葉や文化がまるで異なる環境の違いから、いじめに遭ってしまう。そんなある日、ドレはカンフーの達人であるハン(ジャッキー・チェン)に出会い、猛特訓を開始。抜群の精神力を秘めていたドレは、見違えるように強い少年へ成長していくのだが……。


同じカテゴリー(映画の事)の記事画像
映画「清須会議」見てきました。
「そして父になる」観ました!
「犬と猫と人間と2」
犬と猫と人間と2 動物たちの大震災
映画「ノーボイス」
ライフオブパイ観ました。
同じカテゴリー(映画の事)の記事
 映画「清須会議」見てきました。 (2013-11-26 16:49)
 「そして父になる」観ました! (2013-10-04 18:44)
 「犬と猫と人間と2」 (2013-09-25 14:03)
 犬と猫と人間と2 動物たちの大震災 (2013-07-24 13:19)
 映画「ノーボイス」 (2013-05-09 20:10)
 ライフオブパイ観ました。 (2013-02-27 15:25)

Posted by ハッチー at 17:53│Comments(0)映画の事
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ベストキッド